鉄道施設に関する専門技術の振興や関連業者の技術レベルの向上を図るために発足した日本鉄道施設協会。同協会では鉄道各社からの委託を受けて、事業者向けの工事資格認定制度の講習会管理の代行をしているが、紙の申込書とExcel管理をベースにした受託業務の負荷が大きな課題となっていた。
受講する事業者側からも不満の声が多く寄せられ、オンライン受講申請へのニーズが高まったこともあり、同社は鉄道各社に受託業務のシステム化を提案。開発パートナーとして、ローコード開発ツールを用いることで開発コストの低減が可能なベンダーを選び、プロジェクトを始動した。
ローコード開発ツールを利用した理由は、コスト面のメリットだけではなく、内製化への期待もあった。開発したシステムは将来、他の鉄道会社が利用することも想定し、一部を改修するだけで横展開できるように設計したという。これにより紙とExcelによる非効率な管理から脱却した同社の取り組みについて、本資料で詳しく見ていこう。