Gartnerは新型コロナウイルスのパンデミックを境にERPがコンポーザブル(構成可能)ERPへ変遷するとレポートしている。コンポーザブルERPとは企業がビジネスの変化に乗り遅れないようにするためにERPを軸としつつ、業務部品を自身で組み上げてERPに連携して業務モジュールを作る高度な構成可能性、相互運用性、柔軟性を備えたERPのことを指す。
コンポーザブルERPの利点は、例えるなら「超大型タンカーを丸ごとアップグレードしなくても必要な機能を獲得」できること。会計や受注管理などのコア機能についてはERPのパッケージの標準機能を使用し、差別化領域には新興技術に基づいたカスタマイズを行うイメージだ。これにより企業がERPに適応するのではなく、ERPを企業側に適応させることが可能になる。
本資料ではコンポーザブルERPの基礎知識や利点について、SAP製品を例に解説している。コンポーザブルなアプローチ採用することで、ベンダーに縛られない「ビジネス主導型ロードマップ」を描けるようになり、変化に対応する成長を実現可能になることが理解できるはずだ。