いつも使っている「iPhone」は絶対に安全だ――。そうした考えは必ずしも正しくない。他のIT製品と同じく、スマートフォンのiPhoneをはじめとするApple製品にも、危険な脆弱(ぜいじゃく)性が幾つか見つかっている。2022年10月には、AppleはiPhoneやタブレット「iPad」に関する10件以上の脆弱性を修正した。
脆弱性をゼロにすることは困難だ。社内外の協力を得て可能な限り脆弱性を発見し、即座に修正することは、むしろベンダーのセキュリティ意識の高さを示すことにつながる。ただしセキュリティ専門家の間では、Appleにはこうしたセキュリティ重視の姿勢が十分に見られないとの見方があるという。どういうことなのか。TechTargetジャパンの関連記事をまとめた本資料は、セキュリティ専門家の見解を交えて、身近な存在であるApple製品のセキュリティに迫る。