日本のモバイルインターネットサービスをけん引する存在であるグリー。同社では、契約書の締結とその管理プロセス全体の電子化をいち早く実現していた。一方で、請求書、見積書、領収書といった購買プロセスで発行する文書への社印(角印)の押印業務については、まだ人手による作業が必要な状況だったという。
同社は取引先に合わせて、書面、電子ファイルのどちらにも対応できる体制を構築していたが、実際に押印、社印画像の差し込みに当たる担当者がそれぞれ異なるというオペレーションの複雑さ、それによるミス発生などのリスクが懸念されていた。そこで同社では、押印プロセスの属人化を解消し、業務の効率化を図るべく、電子署名システムの導入を決断する。
本記事では、グリーが電子署名システムを導入するまでの経緯や、2時間を要していた業務が5分に短縮したという成果を紹介する。また同社が選んだ電子署名システムの特長や導入の決め手となったポイントも詳しく紹介するため、電子署名システムを検討している企業は、ぜひ参考にしてほしい。