「所有から利用へ」という考え方は、インフラ選定でも当たり前になった。オンプレミスのインフラからクラウドサービスへとシステムを移行させる動きが活発化しているのは、その証左だ。ただしシステムによっては稼働条件やシステム連携の制限などでインフラの変更がそもそも難しかったり、クラウドサービスへ移行させた後に処理速度やコストの問題が顕在化し、システムをオンプレミスのインフラに戻す動きもあったりする。
たとえ将来的にクラウドサービスへのシステム全面移行を目指す企業であっても、当面はオンプレミスのインフラとクラウドサービスを組み合わせた「ハイブリッドクラウド」が現実的な選択肢となるはずだ。ただしハイブリッドクラウドにも対処が必要な問題が幾つかある。TechTargetジャパンの連載記事をまとめた本資料は、ハイブリッドクラウドの運用時に問題に直面しないために、構築時に検討しておきたいポイントをまとめた。