大手物流会社であり、全国に物流センターを抱えるニチレイロジグループ本社。同社では2016年にRPAを導入し、それまで事務処理に充てていた時間を、コミュニケーションの強化やホスピタリティーの向上、ワークライフバランスの実現といった付加価値を創出するための時間へとシフトさせた。
導入初期においては、属人化への不安やハードルの高さなど、RPAに対するマイナスイメージを解消すべく、社員の「マインド変革」を行った同社。業務改革セミナーを実施したり、RPA操作研修合宿を開催したりなど、社員の当事者意識の醸成に注力した。次に、推進担当者のスキルによって事業所ごとの推進度合いにばらつきが出ないよう、サポート体制を構築。業務にフィットした独自の研修コンテンツ整備も進め、全国推進を円滑化しつつ、RPAへの理解度を高めたという。
こうした取り組みを経てRPAを全社展開した同社は、年間約27万時間の自動化・業務改善も実現している。本資料では、その成功までの道のりを詳しく紹介しながら、導入初期に押さえるべきポイントを探る。