企業の財務担当者にとって、決算処理は非常に手間がかかる作業の1つだ。複数のデータベースに散在するデータをかき集めて統合・解析するには、財務チームだけでなく全ての職務セグメントによる協調した努力が必要になる。
こうした作業負荷を解消するために、「コンティニュアスクローズ」というアプローチが提唱され、注目されている。これは「継続的な決算処理」を意味する言葉で、企業のあらゆる情報を1つのプラットフォームに集約できるクラウドベースのERPを活用することで実現できる。このアプローチを実践すれば、経営層は必要な情報に素早くアクセスできようになるため、意思決定の迅速化も可能になる。
またその活用をコンプライアンス対応に拡張すれば、年次監査などのコストを削減することも期待できるだろう。本資料では、長年CFO(最高財務責任者)やCIO(最高情報責任者)としての経験を積んだ有識者が具体的な効果や実践法について解説する。