財務部門にとって、組織の計画と予算策定、予測は主要ミッションの1つだが、実はその業務の多くが、Excelなどのスプレッドシートベースで行われている。確かに、スプレッドシートは多くの財務担当者に支持されているが、必ずしも予算策定に特化したものではなく、データの集約、整合性の照合など、多くの手作業を強いられることも事実だ。
こうした環境では作業時間が膨大になる上、データ入力でエラーやミスが発生する余地も大きくなってしまう。このエラーに起因した経営判断の誤りが、組織にとって重大な損失につながることにもなりかねず、実際に利益の1割がスプレッドシートのエラーが原因で吹き飛んでしまったという電力会社の事例もある。
本コンテンツでは、スプレッドシートを予算策定ツールとして使用することの問題点を、具体的な事例を交えながら指摘するとともに、予算管理や予算策定に特化したクラウドベースのツールについて紹介する。部門や組織の垣根を越えて、予算データを通じたコラボレーションを可能にするという、その特長の詳細をぜひ確認してほしい。