企業でのSaaS利用が浸透した今、Web APIを使ったデータ連携は、自社内だけでなく外部を巻き込んだエコシステムにもメリットをもたらすようになった。昨今では、複数のアプリケーションのWeb APIを組み合わせて、全く新しいサービスを提供することも珍しくない。
一方で、そのメリットを享受できていない企業は多く、複数のSaaS間でデータ連携ができないために、データの一元管理やオートメーションが後退してしまったというケースも見られる。その背景には、RDBMS/SQLによるテーブル型のデータ利用が、エンジニアと既存アプリケーションに強固に根付いていることがある。加えて、SaaSごとにAPIが異なるため、その習得に無駄が多いのも実情だ。
この課題の解決には、API連携ツールの活用が有効だろう。本資料では、Web APIの基礎やデータ連携の価値について解説した上で、API連携をサポートするツール例と代表的なユースケースを紹介する。併せて、企業やシステムインテグレーターがAPIを利用しやすくするためのツール活用についても言及している。