デジタル化に取り組む企業は多いが、DXの本質である企業の変容につなげられたケースはまだ少ない。例えばクラウドストレージは情報共有などに有効だが、ただ導入しただけでは情報共有という限定的な業務領域で、利便性が向上したにすぎない。DX実現には、パッケージ製品やSaaSを連携・機能補完し、限定的な業務領域から、より広い業務領域での活用が必要と考える。
そこで注目したいのが、ローコードとBPMの機能を兼ね備えたPega Platformだ。システム連携に強く、既存の基幹システム以外にもSaaSやパッケージなどをつなぎ合わせ、おのおのの機能を補完し、幅広い業務領域に適用してくことを可能とする。また、BPM機能を有し業務プロセス全体を可視化することで、現場主導の業務プロセス改善も期待できる。しかも、ローコード開発も可能であり、ビジネス環境の変化が速く、既成のシステムでは賄いきれない業務領域にも柔軟かつ迅速に対応していくことができる。
個々のデジタル化による個別最適からDX実現に向けた全体最適を目指す、次の有効な一手となりそうだ。