企業におけるネットワーク障害の約7割は、物理層の問題に起因していることが、ある調査で判明した。具体的には、ネットワークを新規に敷設する際の配線規格の不適合や、ネットワークの増設・変更に伴う誤配線などが原因になっている。
こうしたミスを完全に避けることは難しいが、障害発生時に適切なテスターを使用して原因を診断することで、ダウンタイムを最小限に抑えることができる。ただそのためには、必要な試験方法やテスターの使い方など、実務に役立つトラブルシューティングの基礎知識を総合的に身に付けておくことが課題となる。
本資料は、ネットワークの敷設工事やネットワーク管理の担当者に向けた、ケーブルおよびテスト関連の必須用語集となっている。メタル編/光ファイバー編にまとめられ、用語だけでなく測定パラメーターの意味を理解する上でも役立つ。ネットワーク物理層の知識を深めるために、ぜひ参考にしていただきたい。