世界有数の自動車メーカーでは、新型コロナウイルスの感染拡大以前から働き方改革へのコミットを表明しており、その一環として在宅勤務制度の拡大に取り組んでいた。しかし、在宅勤務への理解や浸透の度合いは部門ごとにばらつきがあり、特に設計開発部門においては、3D CAD用の高性能ワークステーション端末への業務依存度の高さがネックとなっていたという。
物理的な制約により働き方改革が進まない状況に疑問を抱いていた同社は、仮想デスクトップの導入検討を開始。従来の3層構成と比べて仕組みがシンプルなため運用効率の向上が期待できるハイパーコンバージドインフラ(HCI)を基盤として、その仮想環境上で3Dグラフィックスを描画できる仮想GPU(vGPU)の機能を搭載した製品を導入した。
本コンテンツでは、同社をはじめ金融や放送局、保険サービスなど、さまざまなジャンルの組織における、働き方改革の実践とそのための環境構築の取り組みを事例として紹介する。それぞれの成功を支えたのは、導入した仮想デスクトップおよびHCI製品の運用管理の容易さや、拡張性の高さだったという。