ダイキン工業の米国子会社であるDaikin Comfort Technologies North Americaでは、世界最大の空調市場である北米においてカーボンニュートラルの潮流に対応した住宅用・業務用空調機、暖房機器の販売拡大を図っている。だが同社では、30州に250カ所の拠点を持ち、商品のSKUも1000以上存在するため、販売見通しの精度に課題を感じていた。
そこで同社は、サプライチェーン最適化のために、AIの採用を決断する。過去実績に加え、将来に影響するファクターを考慮するため、人の能力と経験だけでなく、社内外のビッグデータをAIで分析し、販売見通し作成に活用することにしたのだ。一方その取り組みの中では、ROIやゴールの設定、スコープとタイムラインの決定方法、データ収集、AI人材の開発など、さまざまな課題に直面した。
しかし同社は、企業としてのコンセプトを大切に、現場と経営層が一体となることでプロジェクトを推進しているという。本資料では、実装/活用のポイントを含め、同社がAIプロジェクトを推進する中で獲得したAI導入のコツを余すところなく紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。