デジタル変革で意識したいのは“バランス”、まずは5つの領域のチェックを

　デジタルトランスフォーメーション（DX）は、相互に連携する人材、プラットフォーム、プラクティスを含む継続的な取り組みで、組織的なレジリエンシー（回復力）を浸透させる効果的な手段と定義できる。レジリエンシーは単なるマインドセットではなく、競争力を得るための重要な要素なのだ。

　ただ、意識されにくいのが「リーダーシップ」「製品」「開発」「アーキテクチャ」「運用」という5つの要素が相互に連携・依存していることだ。コマを回し続けるには特定の方向に傾き過ぎてはいけないように、要素を1つも無視することなく5つの要素に取り組む必要がある。

　これを実践できれば、リーダーは継続的な変革や新製品・サービスの迅速な導入、活発なコラボレーションなどが可能になり、結果的に組織のレジリエンスをさらに浸透できるという。本資料では、その実践術とともに、失敗から学び続ける製品管理のアプローチや、スコープの経済という考え方、プラットフォームの単純化、そしてスムーズな運用に向けたヒントを提示する。