従業員やITリーダーに対するIT調査会社IDCの調査によると、コロナ禍以降、従業員エクスペリエンス(EX)向上につながる投資が拡大しているという。多くの組織ではこれまで、収益の拡大のために顧客エクスペリエンス(CX)の向上に注力してきたが、それが大きく転換したといえる。
顧客が求めるデジタルファーストやモバイルファーストのエクスペリエンスを提供するに当たり、サービスの需要(消費)と供給(提供)の間には、より繊細で確かなつながりが生まれ始めている。そのために、ITの観点でいえば、近年に急速に進んだリモートワーク環境を、その場しのぎの対応から、将来を見越したデジタルワークスペースへと進化させる動きが強まってきた。
実際、調査結果では、EXの向上がCXと組織の収益向上にリンクすることが、多くの組織の共通認識となりつつあることが分かってきた。本資料では、EX/CX調査結果から、EX投資のポイント、中でも優れたデジタルワークスペースが果たす役割の重要性を、掘り下げて解説する。