もう2年以上となるパンデミックの期間は、多くのCIOにとってデジタルイノベーションを加速する機会にもなった。一方で、その変革のスピードを維持することは困難だ。これは技術だけでなく人材マネジメント面の問題でもある。テレワークなどの新しい働き方によりビデオ会議疲れが増し、社外でのストレス要因も増えている。
実際、リモートワークは適切なテクノロジーを導入することで生産性が向上することが分かってきたが、一方で仕事と家庭生活の分離ができず、燃え尽き症候群も急増させる結果となった。求人情報サイトによる調査では、回答した労働者の半数以上、52%が燃え尽き症候群を経験したと回答しており、パンデミック以前より増加していた。
持続可能なビジネス価値につながるデジタルイノベーションを創出するには、人材の維持が欠かせない。本資料では、パンデミックによる変化で生じた課題に正面から取り組んだCIOたちにインタビューし、彼らが変化に対する従業員の疲労軽減や俊敏な運用モデル構築などにどう取り組んできたのかを探っている。多くのCIOを悩ませる課題解決のヒントが見つかるはずだ。