先行企業に学ぶSD-WAN導入のポイント、99％がアウトソーシングする理由

　ある調査によると、2023年までの企業向けSD-WANの普及率は、グローバルで約90％に上るという。一元化されたアプリケーションポリシー管理や組み込まれたファイアウォールなどのセキュリティ面、アプリケーションの遅延がなくなる、トランザクションが保証されるなどのパフォーマンス面のメリットがSD-WANによってもたらされるからだ。

　ただし、SD-WANの導入過程は一般的に複雑だといわれ、実際、導入の際に検討・評価される方向性はまちまちだ。そこで参考にしたいのが、先行導入企業の事例だ。同調査では、SD-WAN導入企業の99％が展開と管理をサービスパートナーにアウトソーシングしているという。そして、その多くはフルサービスプロバイダーを選択している。

　SD-WANは比較的新しいテクノロジーのため、展開の経験がない企業がニーズに適したSD-WANプラットフォームを選択・展開するには、経験豊富なパートナーとの連携が望ましい。本資料では、ネットワーク変革に関する調査の結果を基に、SD-WANのメリットや導入・展開のポイントを解説する。