国内外の3社の事例から学ぶ、上場企業における不正・不適切経理の予防策

　不正経理、不適切な会計処理の発生とその露見は、あらゆる企業にとって致命傷ともなりかねない。特に上場企業がこうした不祥事を防止するためには、本社だけでなく、海外現地法人や買収によって子会社化したグループ企業に対しても、その特性に応じた経営管理を行う必要がある。

　しかし、コロナ禍の影響で海外への渡航が困難になり、現地法人の経営管理に苦慮している担当者は多いだろう。また、グループ企業において発生した不祥事は水面下で処理されるケースが多く、上場企業は何が起きているのかを身近に感じにくい上、そこから知見を得て対策に生かすことができないという現実もある。

　そこで本コンテンツでは、過去に実際に起こった国内外の不正・不適切経理の事例を3つ取り上げ、それらを通じて不正の原因と対策について解説するとともに、3社の共通点を明らかにしていく。併せて、不正・不適切経理の予防に有効なクラウド型の会計・ERPサービスについて、その特徴や機能の詳細を紹介している。