D2Cビジネスに新たなトレンド、「ヘッドレスコマース」が重視される理由とは

　自社のECサイトを通じ、メーカーが消費者に直接商品を届けるD2C（Direct to Consumer）ビジネス。間接販売で生じる流通マージンを削減し、高い利益率を確保できるビジネスモデルとして盛り上がりを見せているが、消費者のマインドや行動が変化する中、顧客とのコミュニケーションの最適化を中心としたブランディングが不可欠となり、その在り方も大きく変化している。

　そこで重要となるのが、新しいビジネスモデルに合わせたECサイトの設計だ。大量の商品を陳列して比較するスタイルではなく、ECサイトの体験も商品の一部と捉え購入導線を整備する。つまり、ブランドイメージへの共感を最優先したサイトづくりが今求められている。

　その実現に向け注目されているのが、「ヘッドレスコマース」である。これは、ECサイトの“顔”となるフロントエンド（ECサイト／売場）と、それを支えるバックエンドを分離するシステム構造のことで、ECサイトの自由度を高められることから採用する企業が増加している。本資料では、D2Cビジネスの最新動向を確認しながら、このヘッドレスコマースの特長について詳しく見ていく。