SSO＋二要素認証を容易に、京都大学iPS細胞研究財団に学ぶID管理／認証の強化法

　京都大学の一部の研究機関から設立された京都大学iPS細胞研究財団（CiRA_F）は、同大学からの独立に当たり、ITシステムや人事、経理システムを半年で一から構築する必要に迫られていた。その実現にはクラウドサービスの利用が不可欠であり、同財団は導入サービスへのログインを統合できるシングルサインオン（SSO）の実装を検討したという。

　また在宅勤務への対応も考慮していた同財団は、二要素認証も併せて導入することを決断する。そこで選定されたのが、文教市場での豊富な導入実績を誇るクラウド型の統合ID管理／認証サービスだ。スマートフォンからの利用を考慮し、クライアント証明書を利用したアクセス制御機能や、CA局と連携したクライアント証明書の自動発行機能を備えている点が大きな選定理由となった。

　これにより、130規模のID管理／認証システムを半年で立ち上げられた他、 二要素認証（クライアント証明書認証）を組み込んだセキュアなログインが可能になったという。本資料では同財団の導入事例を基に、同サービスについて詳しく紹介する。