Azureを例に考える、安全かつ確実なクラウド移行計画の立て方

　既存ワークロードをクラウドへ移行することのメリットが周知された今、多くの組織でその手順の検討が開始されている。しかし、移行において評価すべき選択肢はあまりにも多く、場合によってはアプリケーションのアーキテクチャを全面的に再設計する必要もあり、最善の手順を見つけ出すのは容易ではない。

　そのため、クラウドへの移行を検討する組織は、綿密な移行計画を策定した上で、それを段階的に実践する必要がある。Microsoft Azureでは計画策定に役立つ詳細なフレームワークを提供しているので、これを参考にしながら、いかに安全かつ確実にワークロードを移行させるかを検討することが得策だ。

　本コンテンツではAzureを例に、既存ワークロードを移行するメリットと事前に解決すべき課題、クラウド移行を成功させるためのベストプラクティスについて解説する。さらに、サービスのダウンタイムを回避しながらクラウドへ移行するには、移行の全ての段階でアーキテクチャ全体を継続的に可視化することが重要であると指摘し、そのための具体的な方法も提示している。