使われないSaaSは“無駄なコスト”、導入個数をどう把握する？

　テレワークの普及などに伴い、国内企業におけるSaaS導入が加速している。ある調査によると、利用サービスとしてはZoomが最も多く、勤め先では約60％、自身の管理・利用で約50％に及ぶという。この他にも、Microsoft 365や各種会計ツールなど、幅広いSaaSが業種や従業員規模を問わずに利用されていることが明らかになった。

　一方、役員や経営者のおよそ半数がSaaSの導入個数を把握できておらず、コストに関しても管理できていない企業が3割を超えている。また、全社一括かつ情報システム部門などが単独で管理しているケースが多く、その方法もExcelや財務・会計ソフトを用いて行っている率が高かった。

　こうした状況により、利用されていないSaaSに起因する無駄なコストや、退職者などのアカウント削除／引き継ぎの煩雑化が課題となっているという。本資料では、こうした調査結果を基に、国内企業におけるSaaSの利用状況を紹介しながら、運用管理の課題と解決策について考察しているので、ぜひ参考にしてもらいたい。