オフィスだけでなく、自宅からでも不自由なく仕事ができるハイブリッドワークの浸透は、組織に多大なメリットをもたらした。一方でこうした環境の変化は、特に在宅で勤務する従業員のセキュリティに対する意識を希薄にし、その管理に当たるIT部門の業務負荷を増大させている。
実際、ある調査によると、在宅勤務時にセキュリティを考慮しなかった従業員は68%に上り、シャドーITはさらに広がりを見せているという。また、在宅勤務中では悪意のあるメールをクリックする回数が増えたものの、その事実をIT部門へ報告した従業員はわずか30%だった。その背景には、在宅勤務はオフィスワークと比べ、IT部門への相談が難しいという現実がある。
本コンテンツでは2つのグローバル調査を基に、ハイブリッドワークがITセキュリティ管理に及ぼす影響についてまとめている。併せて、セキュリティ管理を分散した環境全域に行き渡らせつつ、IT部門の業務負荷を軽減するために、いま組織が取るべき具体的な対策についても解説している。