調査で見えた経理部門のDX推進状況、理想と現実のギャップをどう埋める？

　デジタルトランスフォーメーション（DX）によるビジネスモデル変革が急務となる中、経営戦略はあるものの、一部の部門でしか取り組んでいない企業が多いようだ。調査から、経理部門のDXはペーパーレス化や基幹／会計システムの連携などにとどまっているケースが多いことが見えてきた。

　また今後取り組みたい課題として、手続きの簡素化による決算の早期化が上位に挙げられたが、管理会計の精度向上や経営判断の迅速化など、経営に直結する部分には着手できていないのが現状だ。その背景にはDXに関する人材やスキルの不足があり、中期計画の作成や推進プロジェクトの発足が進む中、経理部門の満足度は人事部門と比べて、それほど高くない印象だ。

　このジレンマを解消する手段が外部パートナーの活用であり、戦略構築のサポートが期待されている。本資料ではDX導入に関する調査の結果を基に、経理部門・人事部門のDX推進状況や現状の課題を明らかにする。併せて、アフターコロナに経理部門が取り組むべき4つの課題を挙げ、それらを解消する方法も紹介する。