日本のデジタル化を加速、デジタルインフラを活性化するデータセンターとは

　今日では、従来、デジタルと無関係であった分野にもデジタル化の波が押し寄せ、あらゆる業種がデジタル化を成長につなげている。これは同時にデジタルインフラの整備・拡充を意味する。このようにデータが爆発的に増加する中、デジタルインフラの中心的役割を果たすのがデータセンター（DC）だが、そこにもさまざまな課題がある。

　例えば、DCの地方拠点整備ではレイテンシ（遅延）が問題になるなど、分散型DCが進められる中で、DCの最適配置が課題となっている。そこでDCの拠点には、レジリエンスの強化やエネルギー利用の効率化、通信の効率化という3つの観点に基づき、東京圏からの距離は数百キロ程度、再生可能エネルギーなどの活用や省エネルギー対応、地方でのデータ処理を地方で完結する「地産地消」といった要件が求められる。

　本動画は、エクイニクスのオンラインイベント、Equinix Japan Forum 2021において、経済産業省の高度情報通信技術産業戦略室長により行われた基調講演を録画したものだ。政府の成長戦略におけるDCの位置付けを理解して、企業のデジタルインフラ戦略の策定に役立ててほしい。