2021年版脅威レポートで見えた、国内企業が直面する3つのセキュリティ課題とは

　ある調査では、59％の最高セキュリティ責任者（CISO）が、自社システムの破綻を認識していながら、適切な対応ができていないと回答している。その背景には、場所やデバイスにとらわれない働き方が当たり前になったことで、サイバー攻撃から保護すべき対象が社内外に拡散したことがある。

　実際、国内企業においてもサイバー攻撃の発生件数は76％も増加し、その多くが重大なインシデントに至ったというデータもある。企業はこうしたIT環境の変化、攻撃の激化に対応すべく、さまざまなポイントツールの採用を進めているが、そのことが逆に、セキュリティ運用のサイロ化を招いてしまっているという現実がある。

　本コンテンツでは、ニューノーマル時代に多くの企業が直面する3つのセキュリティ課題を明らかにした上で、それらを解消する方法として「ゼロトラスト」の実現を提唱している。その実践に向けて、マルチクラウド、ネットワーク、エンドポイントのセキュリティを確保するソリューション群を紹介し、それらを連携する手段についても言及している。