事例
IFSジャパン株式会社
リードタイムを1週間以上短縮、樫山工業の事例に学ぶBOMデータ活用の秘訣
製造メーカーがグローバル市場で競争力を発揮するには、リードタイムの短縮が不可欠であり、そのためにはBOMデータをいかに最新の状態で活用できるかが鍵となる。基幹システム刷新でこの課題を解消した事例から、具体的手法を紹介したい。
コンテンツ情報
公開日 |
2021/12/09 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
4ページ |
ファイルサイズ |
1.12MB
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要約
真空ポンプの世界的なメーカーである樫山工業では、グローバル展開をさらに加速させるべく、リードタイム短縮のための効率化を進めていた。その過程で課題となったのが、40年にわたって使用してきた基幹システムだ。導入当時の事業形態に合わせた作り込みをしていたことからBOM(部品表)管理が難しく、メンテナンスなどのアフターセールス業務に大きな負担がかかっていた。
そこで新たに始動した基幹システム刷新プロジェクトでは「誰もが最新データを活用できることによる業務効率化」を目指し、ERPとPLM(製品ライフサイクル管理)を組み合わせたシンプルな構成のシステムを採用。仕様から設計、製造、サービスまでのBOMデータの正規化と統合管理を実現した。
導入効果は目覚ましく、メンテナンス業務の効率化による過剰在庫の解消と、1週間以上ものリードタイム短縮に成功。さらに副次効果として、BOMデータの利用が進んだことで、部品管理やコストに対する意識が向上し、自然な流れでの業務改善が実現できたという。本資料では同社事例を基に、同システムについて詳しく紹介する。