セキュリティ人材の6割以上が仕事に不満、高スキル人材を定着させる方法

　この20年でサイバー攻撃の脅威が飛躍的に高まり、コロナの影響でサイバー犯罪は6倍にも増加した。多様なスキルと人材が必要とされる中、アジア太平洋地域における人材不足が深刻化している。調査によると4割以上の企業がセキュリティ人材の不足に悩まされているという。こうした状況は今後数年では解決しないとされ、多くの企業が採用活動を含む計画の見直しを迫られている。

　一方、サイバーセキュリティ人材への調査では6割以上がキャリアパス設定に悩みを抱えており、現在の仕事に満足していないと回答している。この対処は、金銭的なインセンティブでは十分ではない。離職率を改善するには、セキュリティ人材にも裁量権をもたせるなど彼らの位置付けの見直し、海外出身者も視野に入れた人員や予算の増強、福利厚生やキャリアアップの機会など自社の魅力を明確に訴えていくことが重要になる。

　本資料では、アジア太平洋地域におけるサイバーセキュリティのトレンドやイノベーション、雇用動向を解説するとともに、セキュリティ専門家や人材コンサルタントの知見を基にした採用活動のヒントを紹介する。激化する人材獲得競争を勝ち抜くために活用してほしい。