ネットワークテストの劇的な工数削減と品質向上を両立する“自動化”とは？

　ネットワークの構築において、その品質を確保するために不可欠なテスト業務。その実施内容は、ファイアウォールポリシーテスト、障害テスト、負荷テストなど多岐にわたるが、この業務は熟練のエンジニアが担っており、長時間の手作業による人的ミスの発生が課題となっている。

　また、全項目のテストは物理的に不可能であり、主要な項目のみでテストを行うため、品質面の不安も残る。さらに、ネットワークの設計段階など、他のプロセスで遅延が発生した場合には、そのしわ寄せはテストの短縮という形で表れることも多い。こうした課題を解決するものとして注目されているのが、テストの“自動化”だ。

　本コンテンツで紹介するネットワークテスト自動化製品では、上で挙げた各種テストに対応している。特にファイアウォールポリシーテストでは、1000件を超える大量のポリシーをものの数十秒で完了することができるため、手作業では実現できない粒度のテストが可能になり、劇的な工数削減とともに品質向上にも大いに寄与する。また、複数人が集まって行ってきたテストを個人で実施することが可能になるため、感染症対策としても有用といえるだろう。