コンテンツ情報
公開日 |
2021/09/10 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
6ページ |
ファイルサイズ |
1.95MB
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要約
総合商社として幅広くビジネスを展開する伊藤忠商事。同社では、既存SAP ERPをSAP S/4HANAへ移行するに当たり、国内では既存プロセスやアドオンをそのまま移行したのに対し、海外ではSaaS型のSAP S/4HANA Cloudを採用し、新規で導入するリビルド方式を選択した。その背景には、今後の変化を見据え、過度にシステムをカスタマイズすることは得策ではないという判断があった。
同社では、リビルド方式の選択に当たり、IT面と業務面の2方向から調整を重ね、Fit to Standardに向かうという意志を固めた。その中では、メンバーにかかる負荷を懸念する声もあったが、アドオンやモディフィケーションの削減、20年来のカスタマイズやデータがクリーンになるといったメリットを基に、SAP ERPシステムを徹底的に標準化することの意義を説いたという。
この取り組みは24カ国50拠点へ展開される予定だが、一部拠点への展開を開始した段階で、既にアドオンの90%削減、モディフィケーションの撤廃など、目に見える成果が出ているという。同社のイノベーションを支えるDX基盤となる、SAP S/4HANA化の取り組みを、本資料で詳しく見ていこう。