コンテンツ情報
公開日 |
2021/07/29 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
技術文書・技術解説 |
ページ数・視聴時間 |
24ページ |
ファイルサイズ |
1.53MB
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要約
オンプレミスのシステムでは、ハードウェア構成の冗長化によって実現していた高可用性だが、クラウド上のシステムでも基本的には変わらない。クラウド上のシステムも、サービスの裏側でハードウェアが存在し、ハードウェアの故障は起こりうる。ただ、この故障に関する責任を、再起動中の停止時間さえ許容できるならば、自動フェイルオーバー機能(HA機能)を利用することでクラウドプロバイダーに転嫁できるメリットがある。
しかし、オンプレミスで構築された基幹システムの中には、クラウドプロバイダーがSLAで保証している稼働率では要求を満たせないわずかな停止時間も許容できないものがある。こうしたケースでは、自社が想定するユースケースに最適な可用性を確保するために、ユーザー自身がクラウドプロバイダーやサードパーティーベンダーが提供する機能をいかに組み合わせ、可用性を確保するかを検討する必要がある。
本資料では、あるクラウドプロバイダーを例に、標準機能以上に可用性を向上させる方法を、データ保護やDR対策などのユースケースごとにデザインパターンとして解説している。クラウド移行を成功させるために参考にしてほしい。