消費電力に優れるARMプロセッサは、モバイル端末の選択肢の1つとして存在感を高めている。ただ、問題となるのがOSの選択だ。従来の対応OSはアプリケーションの互換性や管理性において制限が多く、利用シーンが限られていた。そこで注目されるのが、通常のWindows 10とほぼ変わらない機能を備えたARM版Windows 10だ。
テレワークなど社外から安全に業務を継続できる環境へのニーズが高まっているだけに、ARM版がビジネスシーンに求められる機能や管理性、セキュリティを実現できるのかに関心を抱くユーザーも多いことだろう。そこで、実際に、Microsoft Azureなどと組み合わせて、検証を行った。
Microsoft 365(旧:Office 365)などのアプリケーションを通常通り利用できるだけでなく、Azure Active DirectoryやMicrosoft Intuneを利用することで、認証機能やデバイス/アプリケーション管理機能を実現できることが分かった。気になるセキュリティ対策についても、多要素認証やディスクの暗号化などを実現する機能が用意されていた。本資料では、検証結果とともに、これらの機能の利用方法なども紹介しているので、参考にしてほしい。