犯罪傾向をマップへ動的にプロット、大規模警察部門も認めたデータ分析の新手法

　ビジネスにおける意思決定を最適化するには、インフラやアプリケーション、Webサイト、ポータルなど、インサイトが求められるポイントを見極め、的確なデータ分析を行う必要がある。それを簡単に行う方法として注目されるのが、開発者が柔軟に構築や拡張を行うことができ、APIとの組み合わせで広範なニーズに応える“組み込み型”分析機能だ。

　その活用シーンは業種を問わず幅広く、例えば印刷関連機器を提供するある企業では、機器モニターやマシン相互間データ分析、予測分析を組み合わせ、全機器のログ分析で効率的な運用を実現。予防保全により、88％の機器使用率を達成している。またスウェーデンの大規模警察部門では、インテリジェンス主導型の警備を採用し、リアルタイムに近い形式で犯罪傾向をマップへ動的にプロット、調査と意思決定を支援できるようになった。

　本コンテンツでは、このように組み込み型分析機能を活用し成果を上げた、10の組織の事例を紹介している。国連情報通信技術事務局やドバイ財務省といった公的機関、ランジェリーブランド、オンライン商取引企業など、幅広い事例から組み込み型分析機能のメリットを探っていこう。