狙われる石油・ガス業界、広範なバリューチェーンのセキュリティ統合が必要に

　石油・ガスのインフラは、企業のみならず世界情勢に影響を与えかねないだけに、さまざまな動機を持つ攻撃者に狙われている。企業も海底掘削装置や油井、パイプライン、製油所を監視すべくSCADA（監視防御システム）を整備しているが、IoTの浸透によりバリューチェーンのあらゆる部分がインターネットに接続する現在、静的な防御対策では力不足が否めない。

　必要な対策は、掘削現場からガソリンスタンドまでをカバーする、エンドツーエンドのセキュリティ統合だ。石油・ガスの販売価格は変動しやすく、機器を容易に交換できない他、新しい脅威に対抗しようと多様なセキュリティツールを導入すれば、セキュリティチームの負担も増してしまう。コストの最小化、バリューチェーンのシステムを網羅する可視性、運用の効率化はいずれも欠かせない要件になる。エンドツーエンドのセキュリティ統合は、それら全てのニーズを実現するものだ。

　本資料では、その手段として効果的なセキュリティソリューションを取り上げ、石油・ガス事業の上流・中流・下流、企業などのインフラをいかに防御できるかを紹介している。SCADAへの脅威を防ぐ有効打となるだろう。