ロボット内製の早期定着で業務効率化、東和薬品に学ぶRPAツール選定術

　労働人口の減少が著しい昨今、少ないリソースでいかに業務を効率化するかということは、あらゆる組織にとって喫緊の課題となっている。医薬品大手の東和薬品においてもそれは同様であり、生産と販売規模の増大に伴い、定型業務の自動化を早急に実現する必要に迫られていた。

　そこで同社は、RPAの導入に向けて動き出す。しかし、既に国内には多数のRPAツールが存在しており、自社の業務規模やシステムにフィットする製品の評価／選定は難航した。最終的には、RPAに関する豊富な知見と実績を有するITベンダーに、パイロット開発の支援を依頼。特に頻度が高い3つの業務を選定し、それぞれに対応するソフトウェアロボットを開発した。

　それらを実業務に投入した結果、合計で250時間以上の業務時間を削減できるという推計値が得られたことから、本格的な導入がスタート。その後のロボット内製の早期定着や運用管理においても、ベンダーからの包括的な支援が大きく貢献しているという。本資料では、同社のRPA導入への取り組みを詳しく紹介する。