ドイツの情報通信サービスプロバイダーであるDataportでは、自社のコンピュータセンター内のターミナルサーバを介して、インターネットアクセスの安全性を担保していた。しかし、パフォーマンスやユーザビリティに難があり、その解消に向け、高速なインターネット環境を実現する方法を模索していた。
そこで同社は、あるアプリケーション隔離ソリューションの導入を決断する。セキュリティの観点から開発された仮想化ソフトウェアベースのハイパーバイザーと、全てのCPUに統合された仮想機能によって、アプリケーションをマイクロ仮想マシンに分離し、悪意のあるWebサイトからのファイルダウンロードによるマルウェアの侵入を防ぐことに成功。同時に、パフォーマンスとユーザビリティの向上も実現した。
同社はこの新技術を10万人以上のクライアントのうち3万2000人へ提供しており、さらに全面展開に取り組んでいるという。本資料では、カプセル化されたインターネットアクセスを実現した同社の導入事例から、このアプリケーション分離ソリューションの実力を見ていく。