どの事業部門がどれだけ負担する？　適切なITコスト割り当てのための6つの戦略

　テクノロジーへの投資は、組織が今後も成長を続け、ビジネスシーンで勝ち抜いていくためには不可欠なプロセスだ。もちろん、やみくもに投資をすればよいというわけではなく、どの事業部門にどれだけのITコストを割り当てるかという「コスト配分」について正確に意思決定を下すことが重要であり、そのためのベストプラクティスは組織によって異なる。

　しかし、どのような取り組みでコスト配分の適正化を目指すにしても、共通していることがある。それが既存のテクノロジー投資、つまりIT財務全般の可視化だ。ITリソースやアセット、ITサービス、さらにはサービス使用者へのコストの流れを把握することで、これらのデータを正確な意思決定の根拠とすることができる。

　本コンテンツでは、適切なITコスト割り当てのための6つの配分戦略を紹介する。それぞれの戦略がどのようなビジネスの種類に適しているのか、具体的な例を挙げながら解説しているので、自社におけるベストプラクティスを検討するための参考材料として役立ててほしい。