特権ID管理製品の導入時に知っておきたい、3つの製品タイプと注意点

　組織のインフラは、各種サーバを始めとするデータベース、業務用アプリケーションなど、さまざまな構成要素で成り立っているが、各要素に特別な権限を持ってアクセスし、メンテナンスなどの業務を行えるのが特権IDだ。強力な権限であるが故に、その利用や管理には細心の注意を払う必要がある。

　特権IDに起因する情報漏えいなどのリスクを回避するには、自社のシステムにおいて、アクセス監視やログ収集といった特権ID管理の仕組みを構築することが不可欠だ。一般的な特権ID管理製品には、ゲートウェイ経由でのアクセス制御をするもののほかに、IDまたはパスワードを貸し出して踏み台サーバを経由するもの／経由しないものといった3つのタイプがある。

　本コンテンツでは、これら3つのタイプの概要や、導入時に考慮すべきポイントなどを解説している。製品の選定に当たっては、現状のインフラ、システムを大きく変えることなく導入できることも重要だ。特権ID管理製品の3つのタイプを把握した上で、自社に最適な形での導入を検討してもらいたい。