120種類のシステムをわずか3カ月で統合、AmexGBTはどう実現した？

　アメリカン・エキスプレスがグローバル旅行事業を発展させるために発足した、アメリカン・エキスプレス・グローバルビジネストラベル（AmexGBT）。その船出に当たっては、新旧のシステムを統合するという荒波を乗り越えねばならなかった。オンプレミス環境をクラウドベースのアプリケーションで統合し、かつ組織内の各事業との連携を図るには、複雑な統合作業が求められる。

　だが、ITチームに与えられた期間は3カ月。最低1年間という見込みに対して、あまりにも短すぎた。これだけでも大変なミッションだが、さらに従来のミドルウェアの範囲外のユースケースへの対応やデータ交換に必要なアプリケーションサイロなどのIT課題にも直面。この多くの課題を克服する統合ソリューションを求めて、同社は市場をリードする3つの製品を比較分析する。

　中でも注目したのが、ローコード開発環境と広範なコネクタライブラリを備えた、統合プラットフォーム製品だった。本資料では、新たなグローバルITインフラの稼働、120種類に及ぶ統合を3カ月で達成した同社の取り組みを紹介している。不可能に見えたミッションはどう実現されたのか、その秘訣を詳しく見ていこう。