Fortune 1000企業への調査で見えた、ハイブリッドITの課題と成功方程式

　「ハイブリッドIT」という単語は周知されたようだが、その意味は日々変化している。あらゆる場所にITが組み込まれ、デバイスの接続領域が拡大する中で、エンタープライズに求められる真のハイブリッドITの要件が高度化し続けているからだ。そこで、Fortune 1000企業の中でも、デジタルトランスフォーメーション（DX）が進む業種のIT担当者に調査を行った。

　浮き彫りになったのが、開発者、IT運用者、事業部門のエグゼクティブがそれぞれに抱えるハイブリッドITへの懸念だ。開発者は、インフラAPIや自動化ツールなどの開発向けサービスが、プライベートクラウドとパブリッククラウド間で一貫性がない状態となることを懸念する。運用者から見ても、導入・管理プロセスが複雑化し、人材の確保が難しくなることが課題となる。

　事業部門にも、パブリックとプライベート間のサービスレベルの違いやデータセキュリティなど別の懸念事項がある。これらFortune 1000企業の現状から見えてきたのが、ハイブリッドIT戦略を成功させるためのポイントだ。ハイブリッドITの現状・今後を把握するためにも本資料が参考になるだろう。