3カ月で平均購買数を1.2倍に、ザ・ボディショップのECを支えるAIレコメンド

　ザ・ボディショップ（THE BODY SHOP）を運営するイオンフォレストでは、ECサイトでも実店舗と変わらないサービスの提供を目指している。その一環として、オンラインでも店舗と同じような"製品との出会い"を創造するため、以前からレコメンドエンジンを使用していた。

　しかし、従来のエンジンは購買したもの同士の関係性に基づいたシンプルなルールによるレコメンドしかできず、改善が必要であった。そこで新たに採用されたのが、閲覧中の商品と過去の購買履歴を関連付けるなど、複数の相関関係に基づく推薦ロジックと、多彩なフィルタリングにより、バリエーションに富んだレコメンドが可能な「リアルタイム・レコメンドサービス」だ。

　刷新にあたっては、カテゴリーなどの前提条件の設定をはじめとする苦労もあったが、ベンダーが提供する丁寧なコンサルティングにより、スムーズな導入を実現。導入後3カ月で売り上げ全体の1割以上がレコメンド経由となり、利用明細ベースでの平均購買数は通常の1.2倍まで成長するなど、大きな効果を生んでいるという。本資料で、同社の取り組みを詳しく見ていこう。