創業100年を超える化学関連の専門商社、YKイノアス。同社が2010年に導入したシステム基盤のサーバは、既に7年の運用期間が経過し、その老朽化による弊害が顕在化しつつあった。ファイルサーバの動作は不安定になり、2系統の仮想サーバは月に1、2回はダウンするなど、実際の利用や運用管理に支障を来していたのだ。
そこで、同社は旧サーバの保守期限切れを機にインフラ刷新を決断。その移行先には、BCP/DR対策の観点から、クラウドではなくデータセンターを選んだ。同社の場合だと、クラウドではかえって高コストになりかねないという事情もあった。そして、このデータセンターに、当時リリースされたばかりのハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品を導入した。
このプロジェクトの成功を支えたのが、HCI製品の優れたパフォーマンスや最先端のデータ処理テクノロジー、そして、システムインテグレーターによる手厚いサポート体制だったという。本コンテンツでは、同社の事例を基に、インフラ刷新におけるポイントや、HCI導入の効果をさらに詳しく紹介する。