1秒未満のフェイルオーバーで強固な接続を、事例に学ぶ次世代ネットワーク戦略

　成長企業は帯域幅の窮迫にどうしても直面する。サウジアラビアが本拠の自動車保険専門会社Wataniya Insuranceは、事業拡大とともに従業員数が50％も増え、帯域幅のコストが急上昇。さらにネットワークやアプリケーションのパフォーマンスが低下するなど困難な状況に陥った。保険業界が文書処理に大きく依存しており、オンライン処理が不可欠なこともその状況に拍車を掛けた。

　一般的な解決策である帯域幅や回線の追加は、実行が容易な半面、コストが高く付いてしまう。さらなる事業拡大を見据え、コスト面の課題解消も図りたかった同社が見つけたのが、既存WANインフラと高い互換性を備え、スムーズな移行と、レガシーWANインフラの簡素化・統合が可能なSD-WANソリューションだった。

　従来的な課題の解消というメリットに加えて評価されたのが、単一障害点をなくせることだ。支店のデバイスに障害が発生しても接続が分断されることはなく、フェイルオーバーが1秒未満で実行される機能も安心感につながったという。本資料では、同社のSD-WANを核としたネットワーク戦略をさらに詳しく解説する。