ID／パスワードの課題を一掃、「生体認証」でUXとセキュリティはどう変わる？

　オンラインショッピングやネットバンキングが普及する一方で課題となっているのが、ログイン時に使用するID／パスワードの管理だ。ある調査によると、ユーザーの約8割が複数のサービスでパスワードを使いまわし、その多くが手帳など紙で管理していることが判明しており、利用者と企業双方にとって、情報漏えいなどセキュリティのリスクが懸念されている。

　また最近では安全のため複雑なパスワードを求めるサービスが増えているが、入力の手間が増えるなど、ユーザーエクスペリエンス（UX）を低下させる原因になっている。さらに企業にとっては、再発行に関する問い合わせ対応など、オペレーションコストの増大も問題視されている。こうしたID／パスワード管理に関するさまざまな課題を一掃するとして注目されているのが「生体認証」だ。

　顔や指紋、声といった本人しか持ち得ない情報を利用する生体認証は、他人に情報を盗まれにくいのはもちろん、パスワード管理や入力の手間が省けるなど利便性向上にもつながり、顧客離れの防止も期待できる。本資料では、ID／パスワードに関する3つの課題を生体認証がどのように解決するのか、詳しく解説する。