コンテンツ情報
公開日 |
2019/06/21 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
事例 |
ページ数・視聴時間 |
2ページ |
ファイルサイズ |
1.14MB
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要約
データセンター内の大量のトラフィックを処理するため、大手ネットサービス企業のヤフーではネットワーク機器を柔軟にスケールアウトできるClos IPファブリックを導入した。ただ、その利点を生かすには、迅速な増設や増え続ける機器のメンテナンスに対応しなければならない。ネットワークの拡大が止まらない中、限られた人員での対応には限界が見えていた。
そこで採用されたのが、ネットワーク構成を「インテント」という概念で抽象化することで、設計や構築を効率化するネットワーク管理ソフトウェアだ。Clos IPファブリックの構築・運用を高いレベルで自動化できる点に加え、マルチベンダー環境に対応していることも同社にとって魅力的だった。
その効果は大きく、スイッチをネットワークにつなぐだけで自動的に機器設定が行われるようになり、かつて数日間を要していた構築や機器の入れ替え作業が数十分まで短縮された。さらにネットワーク監視機能により、配線間違いなどの問題点を一目で把握できることも業務の高速化につながっているという。同社の事例から、マルチベンダー環境下においてネットワーク運用を効率化するための最適解を探る。