デジタル時代の“勝ち組”老舗企業が自問する「6つの問い」

　古くから事業を営む企業は、これからのデジタル時代にどうすれば成功を収められるのか。ある経済学者は、成功に向けたビジネスモデルを見つけ出すのに役立つ6つの質問を考案した。「自社が直面する脅威のレベルはどの程度か」「現在のビジネスモデルが非常に多くの脅威にさらされている場合に適したデジタルビジネスモデルは何か」といった問いかけだ。経営幹部はこれらの質問を基に互いに議論し、答えを出し、本音で語り合う必要がある。

　戦略的な取り組みを定義した後「いかに実行するか」も課題だ。大きなトレンドに対応していくためには縦割りの管理体制から脱却し、他の経営幹部と柔軟に連携できる体制に変わっていかなければならない。この変化した経営幹部チームの状態を「symphonic C-suite」（専門家が調和して演奏する交響曲のような、経営幹部のチームワーク）と呼び、このチームワークを機能させる重要な存在の一つにIT責任者がいると説くコンサルティング会社もある。

　企業経営の在り方に関するTechTargetジャパンの記事をまとめた本資料は、デジタル時代を生き抜く経営戦略を考える際のヒントになるだろう。