コンテンツ情報
公開日 |
2019/03/28 |
フォーマット |
PDF |
種類 |
プレミアムコンテンツ |
ページ数・視聴時間 |
7ページ |
ファイルサイズ |
6.08MB
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要約
米国の医療業界では「EHR(電子カルテ)疲れ」が、医療従事者の「燃え尽き症候群」の大きな原因になっていると見なされている。専門家たちは、医療現場が大規模な医療ITシステムに丸ごと飲み込まれてしまうことで自律性が損なわれ、医師がフラストレーションを溜め込むことが主な要因だと考えている。もともと現場の医療従事者には過剰な仕事量の問題があり、電子カルテの入力インタフェースの煩雑さが非効率な業務に拍車をかけている。
多くの医療ITベンダーは、医療従事者の燃え尽き症候群と過労の問題と真摯に向き合い、使いやすさやユーザーエクスペリエンスを重視したシステム開発に取り組んでいる。看護師の退院指導業務を助けるツールとしての「バーチャル看護師ソフトウェア」も登場した。Boston Medical Centerで750人を超える患者を対象に実施したテストでは、このソフトウェアに対して高い患者満足度が示されたという。
本稿では、医療従事者の燃え尽き症候群問題に取り組む医療ITベンダーの取り組みを紹介し、解決の糸口となるであろう新技術の動向を追う。