TCOの87％削減も可能？　6社の事例に学ぶ、クラウド移行先の比較ポイント

　システムのオープン化、高可用性、拡張性などを勘案したとき、従来オンプレミスで運用してきた基幹業務システムやデータ分析基盤のクラウド移行は、避けて通ることができない状況になっている。そうしたビジネスの根幹となるシステムの移行においては、クラウドサービスの質が成否を分けるため、移行先の選定は慎重を期す必要がある。

　例えば、金属加工業を主力とする関口工業では、基幹業務システムのオープン化を目的にクラウドサービスに移行したものの、そのサービスの中止により、別のクラウドへの移行を強いられた。本社と拠点、モバイル環境をつなぐ大規模システムの移行ではあったが、新たなクラウドサービスへの移行により、データ分析スピードが劇的に向上し、TCOも87％削減できたという。

　本コンテンツではこのように、基幹業務のシステム基盤やデータ分析基盤のクラウド移行に成功した6つの企業の事例を紹介する。運用リソース不足、クラウドに関する不安、工数削減など、異なる課題を持っていた各社は、どんな基準で移行先を選んだのか。また、その効果はどうだったのか。本コンテンツで、詳しく確認していこう。