TCP/IPは、主にFTPおよびTelnetという2つの通信アプリケーションをサポートするために設計されたものだった。しかし、インターネットの発展に伴い、ネットワーク・アプリケーションとユーザの期待は変化している。
TCPの信頼性を高めている特性の多くは、実は逆にパフォーマンスの問題にも深く関係している。本書では、高速通信を行うユーザや、Webトラフィックの急激な増加によって、ネットワークに対する需要が高まり、結果として生じているサービス品質に影響を与える遅延やボトルネックを PacketShaper を用いて解決していく方法を紹介している。
▼目次
はじめに
背景
帯域幅に関する問題点
帯域幅管理へのアプローチ
・帯域幅の追加
・ルータのキューイングを使用
・Web サーバのアップグレード
・詳細な制御方針の定義
PacketShaper は、どのように機能するのか
・エンド・トゥー・エンド接続の制御
・正確な制御のためのトラフィック分類
・帯域幅の割り当て
PacketShpaer の利点