モバイルやSaaSを保護し、利便性も損なわない金融機関のセキュリティ戦略とは

　ネットワークの周囲に壁を張り巡らす従来のセキュリティでは、その外側にあるモバイルデバイスやSaaSなどを保護することは難しい。そんな環境にあって参考になるのが、金融機関のアプローチだ。多くのサイバー攻撃にさらされながら進化してきたセキュリティモデルは、金融機関以外の企業にも効果を発揮する。

　例えば金融機関のクレジットカードでは、個々のカードや端末の安全性のみに依存せず、トランザクションのリアルタイム監視と権限認証を利用してセキュリティを確保している。またカード所有者の購入履歴から得た洞察をベースに、アクセスのコントロールも可能にしている。リスクがあると思われる場合には所有者に追加認証を要求したり、トランザクション自体を拒否したりする機能の恩恵は、多くのユーザーが感じるメリットだろう。

　本資料では、こうした金融機関のセキュリティモデルを例に、企業のデータ保護を強化するためのセキュリティ戦略を紹介する。本資料を参考に、エンドポイントに依存しないセキュリティ施策を実現してほしい。